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ブログ 2015/1/28
6年間[2014年度東工大ラグビー部ブログ]
投稿日時:2015/01/28(水) 00:45
大学院2年の大畑です。
12/20に学生生活最後の試合となる阪大戦を終え、1/17の予餞会をもって東工大ラグビー部を卒業しました。
『終わってみればあっという間でした』といった文句は卒業シーズンよく耳にしますが、私にとっての6年間のラグビー生活は、とてもそんな言葉では締めくくれないような内容の濃い、充実したものだったとしみじみ感じています。
院生でもプレーを続ける決意をしたのは4年生のときでした。
3部に昇格したばかりの代でキャプテンに選ばれたものの、なかなかチームを勝利に導くことができず、もどかしい時期を過ごしました。ですが、その時に助けてくれたのが他ならぬ東工大ラグビー部関係者でした。
お世話になった恩を返すためにプレーを続けた2年間でしたが、
終わってみれば、プレーの面で成長していく自分に楽しみを覚え、またラグビーを通じてこれからの人生でも大事なことを学んだ期間となり、自分のためにも本当にやってよかったなと思います。
ひとつ、これからも東工大ラグビー部の看板を背負ってプレーする学部1年生から大学院1年生までに伝えたいことがあります。それは東工大ラグビー部のテーマともいえる「進化」についてです。
これは照沼コーチの言葉でみなさん馴染みがあると思います。それに関連して「前年度をすべて否定しろ」ともよくおっしゃっています。私がキャプテンを務めていた時からかけていただいた言葉ですが、当時はよく意味を理解していませんでした。(とりあえず何か新しいことをしなくちゃ)くらいにしか受け止められず失敗したのを今でも鮮明に覚えています。
その失敗を経験したうえで院生生活も終える今になって気づいたことは、「進化」と研究って似ているなということです。
研究では大まかにいうと以下のようなプロセスがあります。
1.研究するにあたって背景や目的がある。
2.その目的達成のために現状では○○という手法がある。
3.しかしその手法には△△という問題があるから新しく☆☆という手法を提案する。
といった流れになります。
一方、東工大ラグビー部での「進化」とは、
まず、その代の幹部たちが去年を上回ろうと強い気持ちを持って目標を掲げるところから始まります。
そして目標を達成するには、これまでのやり方を見直さなければなりません。前回と同じことをしていては前回以上の結果は残せませんし、何より相手も進化してくるわけですから。
そしてこれまで積み重ねてきた伝統に新たな歴史を創造して「進化」していくものだと思います。
また、東工大ラグビー部の進化というのは何も幹部たちだけの挑戦ではありません。
運営ミーティングにしても、個人のスキル、体重、筋力にしても、たとえば
毎月新しい運営内容にトライする
毎回30分前から練習する
週3以上の筋トレを欠かさない
などといった目標を新たに持てたとすれば、それは個人として、チームとして進化するきっかけとなります。
ただ漠然と新しいことをやってみるのではなく、目標を達成するためにすべきことは何か
ということを常に考えて東工大ラグビー部の伝統をつないでいってほしいです。
ところで、院生が活躍できる場はこういう所にもあると思うのです。まず院生の役目として挙げられるのが、
・今以上に自分のスキルを磨き、個人・チームのスキルアップ
・30人でのフルコンタクト練習のための要員(特に4年生以降はこの重要性が分かるはず)
などですが、
そのほかにも自分達が幹部だった経験を通じ、できたこと・できなかったことを今の幹部に伝えるということは院生にしかできない重要な仕事だと感じています。
さらに、一度立てた決して簡単ではない目標を何が何でも達成する、達成するために出来ることをする、という経験はラグビーにとどまらず今後の人生にも大いに役立つものだと確信しています。
今後も院生になっても東工大ラグビーに携わっていく伝統をつなぎ、
また学部生も経験で劣る院生の控えに甘んじることなくスタメンを勝ち取ってやるという強い気持ちをもって互いに切磋琢磨し東工大ラグビー部を盛り上げてくれれば、OBとしてこれ以上うれしいことはありません。
最後に、ご支援・ご声援いただいたOBの方々、勝つためになすべきことを具体的に教えてくださった照沼コーチ、自身もプレーして身体をはって教えてくださった浅沼コーチ、背中や言葉で引っ張ってくれた先輩方、少ない人数で厳しい時期を乗り越えた同期、慕ってついてきてくれた後輩たち、そして危ない危ないとは言いつつラグビーを選んだことを応援してくれた両親に感謝の意を表したいと思います。
東工大に入って、ラグビーをやって、本当によかったと思える6年間でした。
今後は東工大ラグビー部OBとしてチームの支援に勤しんでまいりたいと思います。
本当にありがとうございました。
東工大ラグビー部2012年度卒
大畑 琢磨
12/20に学生生活最後の試合となる阪大戦を終え、1/17の予餞会をもって東工大ラグビー部を卒業しました。
『終わってみればあっという間でした』といった文句は卒業シーズンよく耳にしますが、私にとっての6年間のラグビー生活は、とてもそんな言葉では締めくくれないような内容の濃い、充実したものだったとしみじみ感じています。
院生でもプレーを続ける決意をしたのは4年生のときでした。
3部に昇格したばかりの代でキャプテンに選ばれたものの、なかなかチームを勝利に導くことができず、もどかしい時期を過ごしました。ですが、その時に助けてくれたのが他ならぬ東工大ラグビー部関係者でした。
お世話になった恩を返すためにプレーを続けた2年間でしたが、
終わってみれば、プレーの面で成長していく自分に楽しみを覚え、またラグビーを通じてこれからの人生でも大事なことを学んだ期間となり、自分のためにも本当にやってよかったなと思います。
ひとつ、これからも東工大ラグビー部の看板を背負ってプレーする学部1年生から大学院1年生までに伝えたいことがあります。それは東工大ラグビー部のテーマともいえる「進化」についてです。
これは照沼コーチの言葉でみなさん馴染みがあると思います。それに関連して「前年度をすべて否定しろ」ともよくおっしゃっています。私がキャプテンを務めていた時からかけていただいた言葉ですが、当時はよく意味を理解していませんでした。(とりあえず何か新しいことをしなくちゃ)くらいにしか受け止められず失敗したのを今でも鮮明に覚えています。
その失敗を経験したうえで院生生活も終える今になって気づいたことは、「進化」と研究って似ているなということです。
研究では大まかにいうと以下のようなプロセスがあります。
1.研究するにあたって背景や目的がある。
2.その目的達成のために現状では○○という手法がある。
3.しかしその手法には△△という問題があるから新しく☆☆という手法を提案する。
といった流れになります。
一方、東工大ラグビー部での「進化」とは、
まず、その代の幹部たちが去年を上回ろうと強い気持ちを持って目標を掲げるところから始まります。
そして目標を達成するには、これまでのやり方を見直さなければなりません。前回と同じことをしていては前回以上の結果は残せませんし、何より相手も進化してくるわけですから。
そしてこれまで積み重ねてきた伝統に新たな歴史を創造して「進化」していくものだと思います。
また、東工大ラグビー部の進化というのは何も幹部たちだけの挑戦ではありません。
運営ミーティングにしても、個人のスキル、体重、筋力にしても、たとえば
毎月新しい運営内容にトライする
毎回30分前から練習する
週3以上の筋トレを欠かさない
などといった目標を新たに持てたとすれば、それは個人として、チームとして進化するきっかけとなります。
ただ漠然と新しいことをやってみるのではなく、目標を達成するためにすべきことは何か
ということを常に考えて東工大ラグビー部の伝統をつないでいってほしいです。
ところで、院生が活躍できる場はこういう所にもあると思うのです。まず院生の役目として挙げられるのが、
・今以上に自分のスキルを磨き、個人・チームのスキルアップ
・30人でのフルコンタクト練習のための要員(特に4年生以降はこの重要性が分かるはず)
などですが、
そのほかにも自分達が幹部だった経験を通じ、できたこと・できなかったことを今の幹部に伝えるということは院生にしかできない重要な仕事だと感じています。
さらに、一度立てた決して簡単ではない目標を何が何でも達成する、達成するために出来ることをする、という経験はラグビーにとどまらず今後の人生にも大いに役立つものだと確信しています。
今後も院生になっても東工大ラグビーに携わっていく伝統をつなぎ、
また学部生も経験で劣る院生の控えに甘んじることなくスタメンを勝ち取ってやるという強い気持ちをもって互いに切磋琢磨し東工大ラグビー部を盛り上げてくれれば、OBとしてこれ以上うれしいことはありません。
最後に、ご支援・ご声援いただいたOBの方々、勝つためになすべきことを具体的に教えてくださった照沼コーチ、自身もプレーして身体をはって教えてくださった浅沼コーチ、背中や言葉で引っ張ってくれた先輩方、少ない人数で厳しい時期を乗り越えた同期、慕ってついてきてくれた後輩たち、そして危ない危ないとは言いつつラグビーを選んだことを応援してくれた両親に感謝の意を表したいと思います。
東工大に入って、ラグビーをやって、本当によかったと思える6年間でした。
今後は東工大ラグビー部OBとしてチームの支援に勤しんでまいりたいと思います。
本当にありがとうございました。
東工大ラグビー部2012年度卒
大畑 琢磨
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