一度嘘をつくと、一度自分に言い訳すると、一度まあいいやと思ってしまうと、

　その癖がついてしまうと俺は思う。

　自分にとって「どうでもいいこと」でそんな風になるのは知ったこっちゃないけど

　そのうち自分にとって「大事なこと」に対してもそういう考え方をとってしまうと思う。

　そんでいつの間にか「大事なこと」が「どうでもいいこと」に変わってしまう。

　よっぽど自分の中でこの２つの区別がついている人はべつだろうが。

　昔広瀬さんが「普段の生活や考え方がしっかりしてない奴は、ラグビーも大したことない。」

　って言ってた。

　もちろんその通りだろうけど、聖人じゃないし全ての面でしっかりするのは難しい。

　だけど、「大事なこと」には常に正面から向き合っていたい。誰でもそうなはず。

　大学ってのは自由な場所だろうから考え方を統一される必要はない。

　練習サボりたいときは腹痛で休めばいいやとか、眠いときは遅刻すればいいや、

　って考えの人はいると思う。（心の底からはそう思っていなかったとしても）

　でも部という「集団」に属しているかぎりは、それではいけない。

　少なくとも部に対しては。

　平気で練習休んだり、遅刻したりする人

　いつの間にか「どうでもいいこと」になってないか？

　どれくらいのモチベーションで入部したかは人それぞれだろうけど

　みんな初めは一生懸命、そして楽しくやろうと思ってたはず。

　人間だからやる気ないときだってある。

　でもその都度周りが、ちゃんとしようとか声をかけてくれてるじゃん。

　声を聞いたら、ちゃんと聞く耳を持とう。

　聞く耳を持ったら次は実践しようよ。

　最上級生は最後の年だからやる気あるに決まってる。

　でも最上級生を支えてるのは、最後の年じゃない下級生なんだから。

　だから下級生。

　サボるのやめよう。遅刻するのやめよう。

　常に全員で練習に出席しようよ。強くなるために。

　勝って最後に笑うためにはまずそこからのはず。

　何したって誰に咎められるわけじゃない。

　だけど、誰も見てなくたって自分が見てるぞ、という気持ちで。

　少なくとも俺はそう思っている。俺、そういう男