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トピックスvol.6 2014年度東工大ラグビー部総括

2014/12/09

ヘッドコーチ 照沼 康彦

 2014年度シーズンが終わりました。
 3部での公式戦を終えて、勝ち数で満足できる部分とまだまだ内容的に足りない部分がありますが、「さらなる進化」を掲げる東工大ラグビー部が、昨年度に対して具体的にどんな進化ができたのかをチームとして、各個人が、冷静に評価し、次の課題を明確にしていきたいと思います。
 チームをつくる春合宿、東工大のスキルを確認するGW、新たなスタイルを試す春の練習マッチ、チームの強化のために個を鍛えなおす夏のオフ、ゲームをつくる夏合宿、最終チェックの9月初旬。どの時期に成果があり、どの時期が不満足な結果だったかは先日のグラウンドで話した通りです。まだまだ、東工大ラグビーの完成度は50パーセント。土台が出来上がったばかりです。

 ここでは、コーチから今年一番成長した部分を上げたいと思います。
 それは、「ゲームにおいての考える力」。
状況判断のために練習で選択の幅を用意し、その準備を練習で十分に行う。
そしてゲームにおいては、プレーでの判断を勇気を持って瞬時に行う。そのことに少し慣れた。目覚めたと思います。
 ゲームの夜や翌日にみんながくれるメールを読んでいると、その瞬間の状況判断や気持ちの動きがわかるだけでなく、「勝負に勝ちたい」という強い想いを痛いほどに感じました。そして、改めて、スキルも判断も、全ては練習の中で磨かれるものであり、その成長の糧を用意するのがコーチが絶対にしなければならない仕事なんだと痛感しました。勝負には偶然もなければ、一晩寝るだけで解決される問題は無くて、アイデアと鍛錬と実行でしか勝利はつかめないのですから。
 スクラムをどう組むか、ラインアウトはどう組み立てるか、キックはどこに蹴るのか、ブレイクダウンでの課題は何か、BKのラインはどこでブレイクするのか。次の相手にすべきタックルのポイントは、DFは何を原則としてどう反応すればいいのか、注意すべきキープレーは何か。グラウンドでのプレーだけでなく、みんなとのメールのやり取りで、少しずつ信頼が感じられ、終盤は次のゲームでの勝利を期待できるようになりました。
いつも一番気になっていることは、「東工大のラグビーは楽しいか」ということです。観戦に訪れたOBやご父兄の方にも、魅力あるラグビーと思ってもらえることが理想です。
 一人ひとりのボールタッチ数、タックル数。プレーのアイデア。ボールが動く距離。プレーが正確で、スキルフルで、力強い突破があって、アイデアと戦略に溢れたチームになっているか。
 プレーをしている選手がプライドを持って、心から「楽しい」と思えるラグビーを目指したい。そうでなければ、私がコーチを続けることはできないし、それがコーチを支える最高のモチベーションなのです。
 来年1月の予餞会は、コーチにとって一年で一番不安でもあり、楽しみな日です。仲間を送り出すのはうれしさと寂しさで複雑ですが。大畑、中村キャプテンらのコメントが、この一年、そして彼らと共有した東工大ラグビー部の時間の意味を物語ってくれるのでしょうね。
 
 次の大阪大学との定期戦を終えるとこの一年も終わります。
 来年は宮崎新キャプテンを中心にどんなチームができていくのか楽しみです。
コーチ自身も、みんなに負けずにどう成長すべきか考え、しっかり準備して次のシーズンに臨みたいと思っています。まだまだ、我々のラグビーは続きます。
 東工大ラグビーの進化のために、大岡山のグラウンドにみんなに会いに行きたいと思います。


 
 キャプテン 中村 潤也

11月23日、リーグ戦最終戦となる朝鮮大学戦が行われリーグ戦最後を勝利で飾ることができました。その結果、東工大ラグビー部史上初、三部5勝をあげ、3位という成績を残すこととができました。
今年一月のキックオフミーティングにて目標に立てた「入替戦出場」を達成することが出来ず、とても悔しい思いはありますが、最後に意地を見せることができ、一年間やってきたことが少し報われたような気がします。
また、今年は昨年にも増してOBOGの皆様、そして部員の御家族の皆様にも一丸となり応援していただき誠にありがとうございます。部員一同より一層努力して参りますので、今後ともご声援よろしくお願い致します。
 



 
バイスキャプテン 高橋 雄太

今年は3部上位のチーム相手に正面から挑めるFWを目指してきました。そのために筋力アップにこだわり、結果として昨年度を上回る体づくりができたと思います。また、グラウンド内ではセットプレー、ゴール前のアタックにこだわり多くのトライをあげることができました。FWとして一歩成長できたと思います。









バイスキャプテン 前角 貴士

去年度のBKの課題としてあったエリアマネージメント、崩れた形からのアタックのコントロールに今年度は力を入れてきました。春、夏合宿では練習内容を試合に繋げられていませんでしたが秋のリーグ戦ではキックで効果的にエリアをとり楽に試合を運べたことは大きな成長だと思います。しかしBKでトライをとりきることが少なくアタックにはまだまだ課題が残ります。
来年度は新しいリーダーのもとBKでトライをとれるチームをつくっていくことを期待しています。






マネージャー長 神戸 梓沙

今年一年間、照沼ヘッドコーチからは「昨年よりも進化しろ」ということを言われてきました。チームとしては目標達成は成りませんでしたが、昨年よりも一勝多い五勝することができましたし、マネージャーとしても今年から運営の活動を増やしたりと、少しではありますが昨年よりも進化することができたと思います。
自分が入部してからの3年間を振り返っても、東工大は着実に進化してこれていると思います。これを継続していくことは年を重ねるごとに大変になりますが、来年度も今年の反省を活かして、より進化していって欲しいと思います。

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