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2016年総括

2016/12/30

監督 照沼康彦
東工大の2016年は、真っ向から「2部との入れ替え戦出場」という目標に立ち向かい、力を尽くして敗れた一年でした。
ラグビー経験が少ないチームが、練習の質と日々の筋力強化に取り組んで、3部のどのチームよりも「勝つためのマネジメント」を意識して運営に取り組んだこの一年をどうとらえていくかは重要なことです。
 
結果の4勝3敗は、チームの頑張りの成果でもありますが、今の東工大の限界を表すものでもあったと思います。悲観するつもりはありませんが、このチーム力で狙って勝ち取ったぎりぎりの成果に思えます。
ラグビーに初めて触れた1年生が筋力強化をして、2年生で練習マッチに登場。3年でレギュラーになって、4年でチームの核になる。このサイクルでは目標になかなか追いつかないのが現実でした。今年のチームでの4年生の活躍は充分なものがありました。怪我人が出ると層が薄くなるというチーム事情を除けば、上位チームにあと一歩まで迫ることもできました。
しかし、監督の私の目から見ると、3年生以下の成長のスピードを上げることが明確な課題となりました。練習前にグラウンドに出て来てからの準備、練習でうまくいかないときのドリルに対する理解や反復、チームスキルの吸収やトップゲームを観ての研究など。特に2年生、3年生のレベルアップが必要です。チームが「さらなる進化」を目指し、全体の意識を高めるために運営活動などありますが、どこまでそれが浸透しているのか気になります。また、試合見学の会場での様子など観ていても、食いつくように自分がマークするプレーヤーを追いかける選手と、自分が戦う際の課題さえ見つけられない選手との差が大きいように見えました。まだまだ、東工大ラグビー部は発展途上です。
 
チームのルールは「さらなる進化」です。
チームの一員として全力で携わる者だけが、東工大ラグビー部としての喜びや試合に負けての敗北感を全身で体験することができる。そして、それこそが
部員一人ひとりを成長させていくラグビー部の価値そのものなのです。
 なぜ勝てなかったのか。
 何が足りなかったのか。
 自分はもっとやれたのか。
 チームのマネジメントは機能したのか。
そこに答えを見つけることが、今やるべきことです。
来期こそは絶対に君たちと目標達成の美酒を味わい、「できる」という成功体験を東工大に残したいと私は考えています。
もう一度、同じ目標にチャレンジしましょう。逃げずに真っ向からです。

キャプテン兼BKバイス 田中克樹
今年のリーグ戦は4勝3敗という結果に終わりました。東工大史上初の開幕4連勝で良い流れでしたが、最後の3試合は連敗してしまいました。昨年の5勝にもたどり着かず、悔しいです。やはりここに今年のチームの甘さというものがあったのだと思います。昨年よりも成長した部分もありましたが、今年も入れ替え戦出場は達成できませんでした。決して簡単なことではないですが、あと1歩、あと1歩進化することができればというところまで来ていると思います。今年の結果を受け止めて来年に繋げていきたいと思います。


FWバイス 武藤隼雄
去年の最終戦、スクラムトライされてリズムが相手に流れてしまい負けてしまったので、今年はセットプレーからリズムを作ることを目標にしてきました。春先から「スクラムプロジェクト」という形で特にスクラムには力を入れてきましたが、今年の最終戦もスクラムトライされてしまいました。昨年から進化できずにいたことがとても悔しいです。
来年はフロントロがは四年生ばかりになるので、スクラムで勝てるチームにしてほしいです。


チーム運営リーダー 小泉和稔
今年、大きな変革を起こすことができませんでしたが、来年以降は東工大ラグビー部という組織を意識した運営活動に貢献できるようにしたいと思います。
初心者が多く、来年からもとくに重要となるボトムアップを運営の観点から取り掛かれるようにします。




ボスマネージャー 三栖花梨
今年からマネージャー全員が運営統括に就き、部の運営の管理を軸に活動してきました。話し合いを重ね、試行錯誤していく中で一人一人がどうすれば勝つのかということを常に考えながら臨むようになったと思います。しかし、まだ分析力・判断力が足りないために限られた時間の中で確実に勝ちに結びつけることが出来ず課題も多く残りました。
今年一年間をしっかりと振り返り、来年のチーム力向上へと繋げたいと思います。

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