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ブログ 白石 慧さんが書いた記事
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この3000字で単位ほしい[2021年度 リレー日記]
投稿日時:2021/11/27(土) 21:12
5年目の白石です。今回のリレー日記は、5年目にして初めて徹頭徹尾、真剣に書かせて頂きます。もはや日記と言う長さではなくなっていますが、未来の東工大ラグビー部と路頭に迷っているかもしれない未来の自分に宛てて、今の思いを残したいと思います。
さて、今年のリーグ戦も残り1試合となりました。「光陰矢の如し」と言う様に、試合の少なさも相まって、一瞬のうちに容赦なく時が流れた気がします。更に振り返ると、私自身の月日も矢の如く、気が付けば人生の約四半の時をラグビー部で過ごしてきました。入部した当時を思い返すと、自分もチームも色々と変わったものだと柄にもなく感傷的になってしまいます。
変わったと言えばやはり部員の顔ぶれです。人間の体内で組織を成す細胞が、代謝によって1~2年のうちに全て入れ替わるように、人間が集まった組織も絶えず代謝されます。来る人がいれば去る人もいる。国も家族も部活動も同じです。類にもれず4年前と今とでは東工大ラグビー部の部員も全く変わりました。しかし、体の細胞が全て入れ替わっても別の人格にならないように、150年前から生き残る人がいなくても今も変わらず日本が日本であるように、代謝しても組織は変わらず生き続けます。東工大ラグビー部もまた顔ぶれは違えども、4年前も今も“東工大ラグビー部”です。
そんなことを考えるうち、私は組織が“生き続ける”ために必要なものは何だろうかと考えました。と言うのも、組織を成す人が絶えないと言うだけでは、組織が生き続けるには不十分ではないかと、変わりゆくラグビー部を見ながら思ったからです。私は、組織の中には受け継がれる決して変わらない幹のような“何か“があり、それがその組織が生きていることの意義と証明になるのではないかと言う考えに至りました。勿論、組織の代謝によって変わりゆくものも多くあります。しかし、メモリーと言うか、レガシーと言うか、カルチャーと言うか、そこには確かに変わらぬ”何か“があり、それがその組織をその組織たらしめるのではないかと思うのです。例えば、現在日本に住む日本人1億人を海外から連れてきた1億人に置き換えたとしたら、日本と言う名の国は存在するでしょうが、我々の知る「日本」は死んでしまうでしょう。何世代も受け継がれ、もはや無意識のうちに我々を育て、生かし、日本人を日本人たらしめている”何か“(この場合は文化や情緒、価値観など)が「日本」を生かしているのです。
では、東工大ラグビー部を生かしているその“何か”とは何でしょうか。実は、これがこの長ったらしいリレー日記の本題です。東工大ラグビー部の原点であり、少なくとも4年前から変わらず部を支え続けている根幹について、私の持論を駄文として残したいと思います。
東工大ラグビー部の変わらない“何か”、それは単刀直入に、「勝ちを目指す“意思”」だと私は思っています。この部のあらゆる活動はそこからスタートしています。
一般的な大学のサークル活動は娯楽を目的としたもの、即ちその活動を楽しむことのみを目的として行われているものが大半です。時には勝ち負けがあり勝ちたいと思うかもしれませんが、そこでの「勝ちたい」と言う気持ちは意思ではなく本能的な感情によるものでしょう。しかし、東工大ラグビー部はそんな楽な道を捨て、勝ちに対して自ら“意思”を持って立ち向かう険しい上り坂を選んできました。
なぜ自ら険しい道を選択するのか。なぜ一度しか無い学生生活のうち週5日もラグビーに割くのか。その答えとして、私は三点挙げたいと思います。
一つは、圧倒的に負けず嫌いが多いことです。部に受け継がれるものや、チームの活動に賭けた時間が負けたくない気持ちにさせている部分も有りますが、会社で出世している監督や馬券を握りしめていた先輩を見ていると、根っからの負けず嫌いが集まっているなと思います。曲がりなりにも受験戦争を勝ち抜いただけのことはあります。
もう一つは、部員が皆理系であることです。私は、理系の原点は、好奇心と野心にあると思っています。未知のもの、分からないもの、そう言った困難を自ら求め、その先にある誰も知らない、見たことのない場所を目指すことで、大げさですが、科学は発展してきました。部員の中にも、将来社会にイノベーションを起こしたいと思う者も少なくないでしょう。そんな僕らにとって、東工大がラグビーで勝つこと、入れ替え戦に行くこと、優勝すること、これらは言わば小さなイノベーションなのです。東工大は未経験者が半数を占める一方で周りの大学はスポーツ推薦や花園に出場した選手を擁し、傍から見れば東工大は不利です。部外者に東工大の順位を言うと大概「“意外と“強いね」と余計な言葉が付いてきます。しかし、だからこそ理系の端くれとして、その逆境や思い込みの世界にイノベーションを起こしたい野心に駆られるのだと思います。
さて、“勝ちたい“と言う意思の出所について部員の特性から二点挙げました。これらも代々変わらないものですが、私が思う最も大きなモチベーションは、「継承」だと思います。あるいは「文化」と言うのかもしれません。
このリレー日記を書きながら、私はふとある景色を思い出しました。それは私が1年生のリーグ最終戦。当時、勝とうが負けようが、目標としていた入れ替え戦出場は叶わないと言う状況でした。しかし、そんな状況でも当時の4年生を始め先輩方は、最後まで勝ちを目指す意思を持って戦っていました。そして、最後の試合に勝った時、夕日に照らされた誇らしげな先輩方の顔が私の眼に焼き付きました。何て美しい景色だろうと。
正直当時は、何がそんなに先輩方を駆り立てるのか分かりませんでしたが、今ははっきりと分かります。先輩方もまた、更に先輩方の“意思”を見て、それを下の代に受け継ごうとしたのでしょう。優勝や入れ替え戦を目標に据えられる今の東工大ラグビー部があるのは、更に前の代から、そうして継承された“意思”によって少しずつ登ってきたからに他なりません。そのことに気が付いた時、私は腹の底から「勝ちたい」と言う思いが湧いてきました。私が東工大ラグビー部の挑む長い上り坂を登れたのかは分かりませんが、せめて勝ちたいと言う“意思”は最後まで貫きたいと思っています。 “意思”は継承され文化となる。その“意思”こそ東工大ラグビー部を東工大ラグビー部たらしめる“何か”なのです。その先にはきっと更に美しい景色が待っているはずです。
さて、この長いリレー日記もいよいよ終わりが近づいてきました。ここまで、東工大ラグビー部を東工大ラグビー部たらしめるのは「勝ちを目指す“意思”」であること、その元は部員の特性からくる意欲と継承される文化であることを述べてきました。最後に書かせて頂きたいのは、そもそも全てが”意思“だと言うことです。何を目指すのか、先輩の意志を継ぐのか、どれだけ本気になるのか、何を残すのか、全ては部員自身が決めると言うことです。そうして始めて、東工大ラグビー部で過ごす時間が本当の価値を持つのだと思います。自分の人生を自分の意志で決めるように、東工大ラグビー部の生きる道は部員自身が決めるべきです。
終わりに、未来の東工大ラグビー部、そして自分自身への戒めとして、母校春日部高校の校歌の一節を残したいと思います。
「忍耐剛毅 我が剣」
やらされることに耐える盾の忍耐ではなく、“意思”を貫く剣の忍耐を。
東工大ラグビー部よ、強くなれ。
さて、今年のリーグ戦も残り1試合となりました。「光陰矢の如し」と言う様に、試合の少なさも相まって、一瞬のうちに容赦なく時が流れた気がします。更に振り返ると、私自身の月日も矢の如く、気が付けば人生の約四半の時をラグビー部で過ごしてきました。入部した当時を思い返すと、自分もチームも色々と変わったものだと柄にもなく感傷的になってしまいます。
変わったと言えばやはり部員の顔ぶれです。人間の体内で組織を成す細胞が、代謝によって1~2年のうちに全て入れ替わるように、人間が集まった組織も絶えず代謝されます。来る人がいれば去る人もいる。国も家族も部活動も同じです。類にもれず4年前と今とでは東工大ラグビー部の部員も全く変わりました。しかし、体の細胞が全て入れ替わっても別の人格にならないように、150年前から生き残る人がいなくても今も変わらず日本が日本であるように、代謝しても組織は変わらず生き続けます。東工大ラグビー部もまた顔ぶれは違えども、4年前も今も“東工大ラグビー部”です。
そんなことを考えるうち、私は組織が“生き続ける”ために必要なものは何だろうかと考えました。と言うのも、組織を成す人が絶えないと言うだけでは、組織が生き続けるには不十分ではないかと、変わりゆくラグビー部を見ながら思ったからです。私は、組織の中には受け継がれる決して変わらない幹のような“何か“があり、それがその組織が生きていることの意義と証明になるのではないかと言う考えに至りました。勿論、組織の代謝によって変わりゆくものも多くあります。しかし、メモリーと言うか、レガシーと言うか、カルチャーと言うか、そこには確かに変わらぬ”何か“があり、それがその組織をその組織たらしめるのではないかと思うのです。例えば、現在日本に住む日本人1億人を海外から連れてきた1億人に置き換えたとしたら、日本と言う名の国は存在するでしょうが、我々の知る「日本」は死んでしまうでしょう。何世代も受け継がれ、もはや無意識のうちに我々を育て、生かし、日本人を日本人たらしめている”何か“(この場合は文化や情緒、価値観など)が「日本」を生かしているのです。
では、東工大ラグビー部を生かしているその“何か”とは何でしょうか。実は、これがこの長ったらしいリレー日記の本題です。東工大ラグビー部の原点であり、少なくとも4年前から変わらず部を支え続けている根幹について、私の持論を駄文として残したいと思います。
東工大ラグビー部の変わらない“何か”、それは単刀直入に、「勝ちを目指す“意思”」だと私は思っています。この部のあらゆる活動はそこからスタートしています。
一般的な大学のサークル活動は娯楽を目的としたもの、即ちその活動を楽しむことのみを目的として行われているものが大半です。時には勝ち負けがあり勝ちたいと思うかもしれませんが、そこでの「勝ちたい」と言う気持ちは意思ではなく本能的な感情によるものでしょう。しかし、東工大ラグビー部はそんな楽な道を捨て、勝ちに対して自ら“意思”を持って立ち向かう険しい上り坂を選んできました。
なぜ自ら険しい道を選択するのか。なぜ一度しか無い学生生活のうち週5日もラグビーに割くのか。その答えとして、私は三点挙げたいと思います。
一つは、圧倒的に負けず嫌いが多いことです。部に受け継がれるものや、チームの活動に賭けた時間が負けたくない気持ちにさせている部分も有りますが、会社で出世している監督や馬券を握りしめていた先輩を見ていると、根っからの負けず嫌いが集まっているなと思います。曲がりなりにも受験戦争を勝ち抜いただけのことはあります。
もう一つは、部員が皆理系であることです。私は、理系の原点は、好奇心と野心にあると思っています。未知のもの、分からないもの、そう言った困難を自ら求め、その先にある誰も知らない、見たことのない場所を目指すことで、大げさですが、科学は発展してきました。部員の中にも、将来社会にイノベーションを起こしたいと思う者も少なくないでしょう。そんな僕らにとって、東工大がラグビーで勝つこと、入れ替え戦に行くこと、優勝すること、これらは言わば小さなイノベーションなのです。東工大は未経験者が半数を占める一方で周りの大学はスポーツ推薦や花園に出場した選手を擁し、傍から見れば東工大は不利です。部外者に東工大の順位を言うと大概「“意外と“強いね」と余計な言葉が付いてきます。しかし、だからこそ理系の端くれとして、その逆境や思い込みの世界にイノベーションを起こしたい野心に駆られるのだと思います。
さて、“勝ちたい“と言う意思の出所について部員の特性から二点挙げました。これらも代々変わらないものですが、私が思う最も大きなモチベーションは、「継承」だと思います。あるいは「文化」と言うのかもしれません。
このリレー日記を書きながら、私はふとある景色を思い出しました。それは私が1年生のリーグ最終戦。当時、勝とうが負けようが、目標としていた入れ替え戦出場は叶わないと言う状況でした。しかし、そんな状況でも当時の4年生を始め先輩方は、最後まで勝ちを目指す意思を持って戦っていました。そして、最後の試合に勝った時、夕日に照らされた誇らしげな先輩方の顔が私の眼に焼き付きました。何て美しい景色だろうと。
正直当時は、何がそんなに先輩方を駆り立てるのか分かりませんでしたが、今ははっきりと分かります。先輩方もまた、更に先輩方の“意思”を見て、それを下の代に受け継ごうとしたのでしょう。優勝や入れ替え戦を目標に据えられる今の東工大ラグビー部があるのは、更に前の代から、そうして継承された“意思”によって少しずつ登ってきたからに他なりません。そのことに気が付いた時、私は腹の底から「勝ちたい」と言う思いが湧いてきました。私が東工大ラグビー部の挑む長い上り坂を登れたのかは分かりませんが、せめて勝ちたいと言う“意思”は最後まで貫きたいと思っています。 “意思”は継承され文化となる。その“意思”こそ東工大ラグビー部を東工大ラグビー部たらしめる“何か”なのです。その先にはきっと更に美しい景色が待っているはずです。
さて、この長いリレー日記もいよいよ終わりが近づいてきました。ここまで、東工大ラグビー部を東工大ラグビー部たらしめるのは「勝ちを目指す“意思”」であること、その元は部員の特性からくる意欲と継承される文化であることを述べてきました。最後に書かせて頂きたいのは、そもそも全てが”意思“だと言うことです。何を目指すのか、先輩の意志を継ぐのか、どれだけ本気になるのか、何を残すのか、全ては部員自身が決めると言うことです。そうして始めて、東工大ラグビー部で過ごす時間が本当の価値を持つのだと思います。自分の人生を自分の意志で決めるように、東工大ラグビー部の生きる道は部員自身が決めるべきです。
終わりに、未来の東工大ラグビー部、そして自分自身への戒めとして、母校春日部高校の校歌の一節を残したいと思います。
「忍耐剛毅 我が剣」
やらされることに耐える盾の忍耐ではなく、“意思”を貫く剣の忍耐を。
東工大ラグビー部よ、強くなれ。
近所の人に引きこもりニートだと思われてる。[2020年度 リレー日記]
投稿日時:2020/11/14(土) 23:16
こんばんは。4年の白石です。
コロナ禍一色の2020年も残すところあと一月半となりました。今まで体験したことのない様式の日々は正に矢の如く、なかなか慣れない私を置いて過ぎ去っていきました。世間や時代のうねりを乗りこなすのは難しいことなのだと実感しています。
さて、今年もリーグ戦の季節になりました。試合数は少ないものの、練習の成果を出す場が残されたことは本当に有り難いことです。
学部生としての最後のリーグ戦(※)を前に、自分はなぜラグビー部に入ったのかともう一度問い直してみました。つい先日の様な、入部した当時を思い返してみると、私は「人」を見て入部しました。当時は居心地の良さの様な直感でしか有りませんでしたが、今では掛け替えのない「人」との繋がりができ、直感を信じて良かったと心の底から思います。
私はラグビー部での「人」との繋がり、受けた恩を少しでも次のラグビー部に渡したいと思っています。合格発表の日に声をかけてくれたこと、たくさん奢ってくれたこと、話を聞いてくれたこと、ラグビーを1から教えてくれたこと、素人の自分に役目をくれたこと、全てが今の私を支える大恩です。全ては恐らく返しきれないですが、少しでもラグビー部に恩返し出来るように全力で闘いたいと思います。
最後に、後輩の皆、単位は取れる時に取っておけ。
(※)学部生として最後のリーグ戦と書きましたが、来年も学部生です。
コロナ禍一色の2020年も残すところあと一月半となりました。今まで体験したことのない様式の日々は正に矢の如く、なかなか慣れない私を置いて過ぎ去っていきました。世間や時代のうねりを乗りこなすのは難しいことなのだと実感しています。
さて、今年もリーグ戦の季節になりました。試合数は少ないものの、練習の成果を出す場が残されたことは本当に有り難いことです。
学部生としての最後のリーグ戦(※)を前に、自分はなぜラグビー部に入ったのかともう一度問い直してみました。つい先日の様な、入部した当時を思い返してみると、私は「人」を見て入部しました。当時は居心地の良さの様な直感でしか有りませんでしたが、今では掛け替えのない「人」との繋がりができ、直感を信じて良かったと心の底から思います。
私はラグビー部での「人」との繋がり、受けた恩を少しでも次のラグビー部に渡したいと思っています。合格発表の日に声をかけてくれたこと、たくさん奢ってくれたこと、話を聞いてくれたこと、ラグビーを1から教えてくれたこと、素人の自分に役目をくれたこと、全てが今の私を支える大恩です。全ては恐らく返しきれないですが、少しでもラグビー部に恩返し出来るように全力で闘いたいと思います。
最後に、後輩の皆、単位は取れる時に取っておけ。
(※)学部生として最後のリーグ戦と書きましたが、来年も学部生です。
徹夜はするな睡眠不足はいい仕事の敵[2020年度 リレー日記]
投稿日時:2020/05/01(金) 06:52
4年の白石です。
数日前、将来の道を分かつ様な衝撃的な事実が発覚してしまい、どの道に進むべきかと悩んで居ります。偉人が異口同音に言う様に、人生と言うものは山あり谷あり思惑通りには行かないものです。最終的には自分自身で答えを出さなくてはいけませんが、一人であれこれ悩んでいても埒が明かないと思い、人に相談する事にしました。気軽に相談に乗ってくれる心優しき人が身近に居ると言うのは、本当に有難い事です。そこで、ある先輩から素晴らしいお言葉を頂き一筋の光が見えたので、忘れぬ様に此処に記したいと思います。
「留年は、飲み込んで、消化しろ」
話は変わりますが、最近、自分のリレー日記を読み返しています。その時々に感じていた事が思い出され、懐かしさを感じると同時に忘れ掛けていた初心を再発見する事ができます。しかし、私が最も面白いと感じるのは、書いた覚えの無い様な言い回しや例えです。今では絶対に思い付かない様なユーモアが随所に有り、驚かされます。ユーモアの分からない人間に「真面目に書け」と更新する度に言われますが、やはり読み返した時にくすりと笑えるのが日記の醍醐味ではないかと思うのです。いつ読んでも似た様な文章では日記ではなく記録になってしまいます。真面目に不真面目に書いてこそ日記は日記たり得るのではないでしょうか。
さて、本当に日記の様に、思い浮かぶが儘に書いてきましたが、そうは言ってもやはりこれは東工大ラグビー部のリレー日記です。幹部と言う身分もあり、そろそろラグビーやラグビー部についての所感を書かないとお叱りを賜りそうなので、久しぶりにラグビー部について個人的に思う所を書きたいと思います。
我々は今、未曾有の災害の最中に居る訳ですが、自分たちの目標までの道のり、そして今の立ち位置を確認しなくてはなりません。目標は変わらなくても、取り巻く状況は目まぐるしく変わっているからです。
今年の目標は「3部優勝」です。我々は今このゴールからどれ位の場所に居るのでしょうか。進んでいるのでしょうか、遅れているのでしょうか。
秋のリーグ戦が行われると言う前提で、「優勝」と言うただ一点に絞るならば、今の状況は東工大にとってはアドバンテージではないかと考えています。昨年からメンバーがほぼ変わらない事、主将や副将がチーム内でリーダーとしての経験を積んでいる事、下級生が成長している事、昨年の幹部が部内に残っている事などが主な理由です。活動の自粛は3部全てのチームに共通しており、アタック・ディフェンス構築の遅れや体力低下はどのチームも免れない状況です。この状況下で、昨年のチームをほぼ再現できる事は非常に大きなアドバンテージになると思っています。
以上の事から、我々が自粛期間にやるべき事は、体力をなるべく向上させる事、昨年試合に出ていない下級生に東工大の戦術を理解させ、昨年のチームを再現する事だと思います。状況が状況なだけに、やりたい事より出来る事をやらざるを得ませんが、前向きに捉えればやるべき事は沢山見えてきます。
一番大事な事は、とにかく諦めない事、その一点に尽きると思います。私個人としても諸々の不安は有りますが、そんな事を考えても仕方がないので慌てずに淡々と、来る時に向けて準備をしたいと思います。
過去最長のリレー日記になってしまいました。偉そうにユーモアがどうのこうの言いながら、後半にかけてユーモアに欠ける気がしますが、もう空が明るくなってしまったので、『ここらでやめてもいいコロナ』。小林旭で自動車ショー歌でした。それではさようなら。
数日前、将来の道を分かつ様な衝撃的な事実が発覚してしまい、どの道に進むべきかと悩んで居ります。偉人が異口同音に言う様に、人生と言うものは山あり谷あり思惑通りには行かないものです。最終的には自分自身で答えを出さなくてはいけませんが、一人であれこれ悩んでいても埒が明かないと思い、人に相談する事にしました。気軽に相談に乗ってくれる心優しき人が身近に居ると言うのは、本当に有難い事です。そこで、ある先輩から素晴らしいお言葉を頂き一筋の光が見えたので、忘れぬ様に此処に記したいと思います。
「留年は、飲み込んで、消化しろ」
話は変わりますが、最近、自分のリレー日記を読み返しています。その時々に感じていた事が思い出され、懐かしさを感じると同時に忘れ掛けていた初心を再発見する事ができます。しかし、私が最も面白いと感じるのは、書いた覚えの無い様な言い回しや例えです。今では絶対に思い付かない様なユーモアが随所に有り、驚かされます。ユーモアの分からない人間に「真面目に書け」と更新する度に言われますが、やはり読み返した時にくすりと笑えるのが日記の醍醐味ではないかと思うのです。いつ読んでも似た様な文章では日記ではなく記録になってしまいます。真面目に不真面目に書いてこそ日記は日記たり得るのではないでしょうか。
さて、本当に日記の様に、思い浮かぶが儘に書いてきましたが、そうは言ってもやはりこれは東工大ラグビー部のリレー日記です。幹部と言う身分もあり、そろそろラグビーやラグビー部についての所感を書かないとお叱りを賜りそうなので、久しぶりにラグビー部について個人的に思う所を書きたいと思います。
我々は今、未曾有の災害の最中に居る訳ですが、自分たちの目標までの道のり、そして今の立ち位置を確認しなくてはなりません。目標は変わらなくても、取り巻く状況は目まぐるしく変わっているからです。
今年の目標は「3部優勝」です。我々は今このゴールからどれ位の場所に居るのでしょうか。進んでいるのでしょうか、遅れているのでしょうか。
秋のリーグ戦が行われると言う前提で、「優勝」と言うただ一点に絞るならば、今の状況は東工大にとってはアドバンテージではないかと考えています。昨年からメンバーがほぼ変わらない事、主将や副将がチーム内でリーダーとしての経験を積んでいる事、下級生が成長している事、昨年の幹部が部内に残っている事などが主な理由です。活動の自粛は3部全てのチームに共通しており、アタック・ディフェンス構築の遅れや体力低下はどのチームも免れない状況です。この状況下で、昨年のチームをほぼ再現できる事は非常に大きなアドバンテージになると思っています。
以上の事から、我々が自粛期間にやるべき事は、体力をなるべく向上させる事、昨年試合に出ていない下級生に東工大の戦術を理解させ、昨年のチームを再現する事だと思います。状況が状況なだけに、やりたい事より出来る事をやらざるを得ませんが、前向きに捉えればやるべき事は沢山見えてきます。
一番大事な事は、とにかく諦めない事、その一点に尽きると思います。私個人としても諸々の不安は有りますが、そんな事を考えても仕方がないので慌てずに淡々と、来る時に向けて準備をしたいと思います。
過去最長のリレー日記になってしまいました。偉そうにユーモアがどうのこうの言いながら、後半にかけてユーモアに欠ける気がしますが、もう空が明るくなってしまったので、『ここらでやめてもいいコロナ』。小林旭で自動車ショー歌でした。それではさようなら。
何もしてないのに何故か疲れる[2020年度 リレー日記]
投稿日時:2020/04/15(水) 13:43
最近、完全に白石家のペットと化している、新4年の白石です。
一日中家にいると、犬と言う生物が本当によく出来ているな、と感嘆してしまいます。我が家には柴犬が1匹いるのですが、何日経っても彼の生活習慣が一切乱れないのです。
朝5時に起きると父と1時間の散歩に行く。帰ってきたら毎日同じ朝食を食い昼まで寝る。昼になったら生活習慣の乱れ切った男たちが起きてくるのでそいつらに挨拶し、夕方まで寝る。夕方は家族の誰かしらと散歩に行き、帰ると夕飯の時間なので家族に一通りおねだりする。家族が食べ終わったらまた朝と同じ飯を食う。母と夜の散歩に行ったら家族の部屋を回って挨拶し、寝る。毎日毎日これを繰り返しているのです。なんて規則正しい生活でしょう。
彼の(犬の)素晴らしい点は、この繰り返しの日々を一切の苦を排した状態で送れるという事です。食べたい、寝たい、散歩に行きたい、そんな欲望のままに生活した結果、一番無理の無い生活に落ち着いています。一方、人間は(私は)と言えば映像鑑賞を中心に娯楽に明け暮れ、空が明るくならないと眠れなくないほど生活習慣が乱れています。生活習慣に限らず、人間の欲望によって古から多くの人間が身を滅ぼしてきました。人間は「動物的」と言うと「欲望のままに」と解釈しがちですが、もしかすると「動物的」とは「欲望を使いこなす」と言う意味なのかもしれません。つまるところ、我々は欲望と言う名の猛犬を飼いならす術を犬に見出せるのではないかと思うのです。
さて、つらつらと暇人が駄文を書いて参りましたが、最近の暇人はヤバいTシャツ屋さんと言うバンドがお気に入りです。それではさようなら。
一日中家にいると、犬と言う生物が本当によく出来ているな、と感嘆してしまいます。我が家には柴犬が1匹いるのですが、何日経っても彼の生活習慣が一切乱れないのです。
朝5時に起きると父と1時間の散歩に行く。帰ってきたら毎日同じ朝食を食い昼まで寝る。昼になったら生活習慣の乱れ切った男たちが起きてくるのでそいつらに挨拶し、夕方まで寝る。夕方は家族の誰かしらと散歩に行き、帰ると夕飯の時間なので家族に一通りおねだりする。家族が食べ終わったらまた朝と同じ飯を食う。母と夜の散歩に行ったら家族の部屋を回って挨拶し、寝る。毎日毎日これを繰り返しているのです。なんて規則正しい生活でしょう。
彼の(犬の)素晴らしい点は、この繰り返しの日々を一切の苦を排した状態で送れるという事です。食べたい、寝たい、散歩に行きたい、そんな欲望のままに生活した結果、一番無理の無い生活に落ち着いています。一方、人間は(私は)と言えば映像鑑賞を中心に娯楽に明け暮れ、空が明るくならないと眠れなくないほど生活習慣が乱れています。生活習慣に限らず、人間の欲望によって古から多くの人間が身を滅ぼしてきました。人間は「動物的」と言うと「欲望のままに」と解釈しがちですが、もしかすると「動物的」とは「欲望を使いこなす」と言う意味なのかもしれません。つまるところ、我々は欲望と言う名の猛犬を飼いならす術を犬に見出せるのではないかと思うのです。
さて、つらつらと暇人が駄文を書いて参りましたが、最近の暇人はヤバいTシャツ屋さんと言うバンドがお気に入りです。それではさようなら。
オレンジ[2020年度 リレー日記]
投稿日時:2020/01/17(金) 15:11
こんにちは
白石です。
殺風景なこのブログに華を添えるため色をつけてみました。
さて、十人十色という言葉がありますが、ラグビーは15人なので15色です。ちなみに僕はピンクが好きです。
ここで1つ疑問が生まれるでしょう。そもそも色は15色もあるのかということです。
答えは、もちろんあります。
なぜなら色は好きに作れるからです。
要するに言いたいことは、クーピーはクレヨンと色鉛筆のハイブリッドだと言うことです。
では。
白石です。
殺風景なこのブログに華を添えるため色をつけてみました。
さて、十人十色という言葉がありますが、ラグビーは15人なので15色です。ちなみに僕はピンクが好きです。
ここで1つ疑問が生まれるでしょう。そもそも色は15色もあるのかということです。
答えは、もちろんあります。
なぜなら色は好きに作れるからです。
要するに言いたいことは、クーピーはクレヨンと色鉛筆のハイブリッドだと言うことです。
では。
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