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2008年度

ポジション

投稿日時:2009/04/14(火) 00:35

新入生のみなさん、入学おめでとうございます。3年の早川です。
今回僕は初心者には分かりずらいラグビーのポジションについて少し詳しく解説したいと思います。

チームで行う球技には、攻守を合理的に行うためのポジションというものがあります。もちろんラグビーにもポジションがあるのですが、大きく分けて8人のFW(フォワード)と、7人のBK(バックス)から構成されます。さらにFWはフロントロー、セカンドロー、バックローに分けられ、 BKはハーフバック、スリークォーターバック、フルバックに分けることができます。

FW...スクラムを組み、ボールがタッチラインの外に出ればラインアウトで敵とボールを奪い合い、 BKが捕まれば、すぐに駆けつけてボール確保に身を削ります。ボール争奪戦が主な仕事ですが、時には力強く突進してディフェンスを蹴散らします。  ぶつかって、倒されて、また起きて走り出す。下敷きになったり、踏まれたりしながら、走り回るタフな選手達は、チームメイトに尊敬される存在に違いありません。

フロントロー
PR/プロップ
最前列でスクラムを組む背番号1番と3番。 1番は右肩だけ組むのでルースヘッド・プロップ、3番は相手の1番と2番の間に首を入れて両肩を組むのでタイトヘッド・プロップとも呼ばれる。スクラムとラインアウトで、ジャンパーを支えるサポート役など、縁の下の力持ちで、忍耐強く、他の選手のために頑張る優しさも必要とされます。
HO/フッカー
最前列中央でスクラムをコントロール、SHが投げ入れたボールを足で後ろにかき出し、ラインアウトではボールを投げ入れる。 器用さが必要で、体型はPRに近いがやや細い。 BKが捕まったポイントに真っ先に行くのはFL、No.8ですが、そのボールがさらに展開するときには、HOがNo.8的な役割を果たします。 従って走力があって判断力のある選手が多いようです。

セカンドロー
LO/ロック
ラグビー王国ニュージーランドでは、少年はロックを目指すと言われています。 強くて頼りになる男の象徴だからだそうです。 キックオフやラインアウトなどで長身を生かして高いボールをキャッチ。巨漢を利しての突進で、敵ディフェンスにダメージを与えます。 プレーは荒々しいが寡黙な選手が多いようです。運動量を増す現代のラグビーではPR、HO、LOのタイトファイブの運動量が勝負の鍵とまで言われています。

バックロー
FL/フランカー
スクラムやラインアウトから真っ先に飛び出して相手にプレッシャーをかけ、 激しいタックルで相手のボールを奪い取り、チームメイトが捕まったポイントへ瞬時にサポートするFWの花形。 ニュージーランドではチーム内で最も運動神経に秀でた選手が務めるといわれています。気の強さが第一で、BK並みのスピードが要求される。 通常は6番がスクラムの左で、7番が右。7番をオープンサイドFL、6番をブラインドサイドFLと呼ぶこともあるようです。
NO.8/ナンバーエイト
スクラムなどからのサイドアタック、ラインアウトのジャンパー、BKをサポートしての突進、そしてBKラインに入ってのパスと、最も総合的なスキルを必要とされるスーパーマン的存在。ニュージーランドではナンバーエイトは超人が務めると言われてたとか。


BK...筋肉質なゴツイ選手が並ぶFWに対して、BKはスリムな選手が多数を占めます。 FWが確保したボールをどう攻撃に結びつけるか考えるHB(ハーフバック)団のSH・SOには明晰な頭脳と俊敏性が必要であり、 最後に俊足を飛ばしてトライをあげるフィニッシャーWTBは陸上の短距離ランナーのように素早く動く。BKはFWがボールを奪ってくれるからこそ、活躍できるということを認識しなければなりません。

ハーフバックス
SH/スクラムハーフ
スクラムにボールを投げ入れ、出て来たボールを素早くSOにパス。 BKがパスをつないで捕まりFWがサポートにやってくると、そのボールをまたBKにパス。 常にボールと一緒にちょこまかと動き回って、攻撃のリズムを作るのがSHの仕事。 パスの上手さが最も大切だが、機を見るに敏な戦略家でもある。現役引退後、名監督となった選手が数知れないとのこと。
SO/スタンドオフ
指令塔とも称され、FWとBKの中間に立ち、パスか、ランか、キックか、 攻撃を選択していくゲームメイカー。チームを操る姿はサッカーの背番号10とも重なる。 泥だらけの選手達の中で、一人綺麗なままのジャージ姿で思考するスタイルもあってかカリスマ的スターが多い。 戦術眼はもちろんパス、キックのスキルも重要で経験年数が長い選手が多いようです。

スリークォーターバックス
CTB/センター
TBはスリークォーターバックスの略で、 基本フォーメーションのBKを8列にした場合の6列目で約分してこう呼ぶようです。 SOからのパスを細工してWTB、FBにつなぐのが主な仕事で、攻撃側が普通にパスを回すと、CTBのところで防御ラインとぶつかる。 トップスピードでぶつかり合うCTBには、力強い足腰と、強いタックル能力が求められる。 器用にタックラーをかわすタイプと、パワフルなタイプを2人並べるのが理想のコンビと言われています。
WTB/ウィング
基本フォーメーションの両翼に位置して、 チームメイトが苦労してつないだボールをトライに持っていくのが役目。 捕まっても起点になってさらに展開するため、強さも求められる。 マーク前で一瞬止まり、瞬時の加速で相手を振り切るスワーブという技術がWTBの見せ場。 サッカーでいえばストライカー、目立ちたがり屋が向いているようです。

FB/フルバック
最後の砦として味方ゴールラインを守るが、ゴールキーパーではなく、積極的に攻撃に参加します。 BKラインにエキストラマンとして走り込み、WTBにパスをつないだり、相手のキックをキャッチしてカウンターアタックを仕掛けたり、 大きく蹴り返したりします。一番後ろゆえ、ミスは許されず責任感と大胆さを併せ持った性格が適任のようです。

このようにラグビーにはさまざまなポジションがあります。体が大きい人にはPR,HO,LO,NO8なんかがおすすめです。逆に小さい人はつかまりにくいのでSH,WTB,FBがおすすめです。ほかにも器用な人はSH,SO,FB、足が速い人はCTB,WTB,FB、命知らずなやつはFL,CTB、体力に自信がある人はFL,SH,CTBなどどんなタイプの人にも自分にあったポジションがあるはずです。

新入生のみなさんラグビーに少しでも興味持ってくれたら、この日記を参考にして自分にあったポジション、やりたいポジションを探してください。自分がどのポジションでプレーをしどんな活躍をするか、想像するだけでも楽しいはずですよ。

追記ですが明日15日、ラグビー部でゲーム大会&焼肉パーティーを開くのでぜひ来てくださいね、たくさんの参加待ってます。

それでは今回はこの辺で終わりたいと思います。次は研究室の大変忙しい「岡本さん」よろしくお願いします。

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