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2008年度

はじまり

投稿日時:2009/03/31(火) 17:15

今年の新勧隊長を任された長南です。


新入生の皆さん合格おめでとうございます。
というわけで今回は自分がラグビー部に入った経緯について振り返りたいと思います。(毎回の追いコンレポ風に)

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雨はいっこうに止む様子はなかった。
輝かしい希望を抱き片田舎をあとにし、一人暮らしを始めて早三日。
洗濯からお金の管理まで家のことをほぼ全て一人でまかなわなければならない。
しかし不思議と面倒とは思わなかった。
それどころか新鮮で楽しいとさえ思えた。
おそらくこの大都会東京で新たな一歩を踏み出しはじめている、その事実が自分に何か力を与えているようだ。
今日は「健康診断」のために学校に行かなければならない。
しかしあいにくの雨。
前日の天気予報によると正午には止むと報じられていた。
そのため雨が止んだ午後に行こうと決め込んでいた。
時刻はもう1時を過ぎたところ。
雨は止むどころがいっそう強まった気がする。
こんな日は何かが起こる。
直感でそんな気がした。
このまま待っていてもしょうがない、そう判断して家を出た。
大学までの近道を探そう、なんて気もこの雨のせいで全く起きる気もしない。
そんなこんなで大学に着いた。
どこで健康診断を受ければよいかわからなかったが、人の流れをつかんで受けることができた。
順調に検査を済まし、外に出た。
まだ雨は止んではいない。
こんな日は早く帰って家でじっとしていよう。
そう思い帰路につこうとした瞬間、ガタイのいいユニフォームを着た二人組に捕まった。
一瞬ひるみ、表情がこわばったが、向こうが笑顔だったためすぐにそれは緩んだ。
どうやら授業説明をやってくれるらしい。
大学から何の説明もないままだったため、授業とかに関しては正直不安だった。
誘導された先で一人の男と出会った。
その人はいろいろと丁寧に教えてくれてすぐに打ち解けることができた。
そして話は大学での部活やサークルの話になった。
正直いろいろ悩んでいた。
高校までやっていた野球を続けるべきか否か。
でも何か新しいスポーツにチャレンジするのも悪くはないと考えていた。
という事を打ち明けてみた。
そこでその男はラグビーを勧めてきた。
その男がラグビー部であることに気づいたのは、その時が初めてだった。
男はラグビーについて熱く語り始めた。
まるで夢を語る純真な少年のようでいて、その瞳の奥には何か熱いものを秘めているようで。
この人は本当にラグビーが好きなんだなと思った。
いつのまにか夢中で話を聞いている自分がいた。
不思議な光景であった。
つい30分前までラグビーをやろうなんて全く考えてもいなかったのに、この時にはラグビーをやってみたいという気になっていた。
ふと彼の付けていたネームプレートに目をやった。
「中田宙志」
この男こそまさに2008年度主将となる男であった。
そして再会の契りを交わし、その日は別れた。
気がつけば雨は上がっていて、雲のあいだから太陽が顔を出し始めた。
明日はいい天気になりそうだな。
今日の夕御飯はカレーを作ろう。
鼻歌まじりにスーパーへ歩を速めた。
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部員のみなさん先日の外語大との試合お疲れ様でした。
この新チームの初めての試合を勝利で飾れたことは意味があるものだと思っています。
内容については次のバトンを任せる山口が文才をフルに使って書いてくれると思うので期待してお待ちを。


明日から健康診断が始まりますが、部員一丸となってがんばりましょう。
お次は外語大戦でライン際を華麗なる独走で観客を魅了し、試合を決定づけるトライを決めたキャプテン山口お願いね~

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