2008年度
オバマが歴史を変えた日
投稿日時:2008/11/05(水) 20:23
機械物理工学専攻、M1の安永です。
最近急に寒くなってきましたね。
アメリカではオバマが黒人初の大統領になったようです。
関係ないですが、僕の引退も近付いてきました。
2か月前に骨折した鎖骨も最近ようやく治ってきました。
リーグ戦に出場できなさそうなのは心残りですが。
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ブログを書くのも最後になるので、
①自分のこと
②東工大ラグビー部のこと
という豪華2本立て(笑)で少し長く書かせてもらいます。
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◇◇①◇◇
ご存じのとおり僕は中途入部ですので、入部するにあたって、
ラグビーをする明確な目的がありました。
・レギュラーとして試合にフル出場する
ということが僕の当初の目標でした。
なんだ、そんなこと、と思われるかもしれませんが、
僕にとってはけっこう大きな目標でした。
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2,3名の部員には話したことですが、
僕は高校時代に足の筋肉断裂(重度の肉離れです)を経験し、足がちょっと不自由です。
10km以上は走れません。
高校時代には野球をやっていたのですが、怪我もあり、中途半端に取り組み、
結局キャプテンなのにレギュラーでない、という有様でした。
そんな僕ですが、大学3年生のとき就職するか進学するかで悩み進学を選択したとき、
残りわずかな大学生活のうちに何をしたいか考え、
スポーツへの取り組みを避けていた自分に気づきました。
どのスポーツに取り組むか考えたとき、
敢えてやったことのないスポーツ、しかも自分が不得意な走ることが必須なスポーツにしようと考え、
いくつかの偶然からラグビー部に入部することにしました。
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そんなこんなで
僕にとって、ラグビーをする目的は「スポーツにちゃんと取り組むこと」で、
その目的を達成するための目標を
「レギュラーとして試合にフル出場する」
ことにしました。
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結果として、
自分の実力で勝ち取ったとはとても言えませんが、
今年はレギュラーとして試合に出してもらえ、
自分の初期の目標は達成できたのでは、と思っています。
その一方で、
昨年、一昨年と、同期にあたる現在のM1の方々には多大な迷惑をかけてしまったことに
後悔の気持が強いのも事実で、
自分の目的をしっかり達成できているかと言えば、自信はありません。
それでも、
目的とそのための目標をもって取り組んだことで
有意義な部活動の時間を過ごすことができた、と確信しています。
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◇◇②◇◇
さて、では、東工大ラグビー部(というよりかは、大学における部活動の多く)の部員は何を目的としてラグビーに取り組んでいるのでしょうか。
われわれは大学日本一を目指しているわけではありません。
ましてプロを目指してラグビーをしているわけでもありません。
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では、なぜラグビーをしているのでしょう?
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今年度の主将である中田君は明確なキーワードでこの課題に対する一つの解を示してくれました。
「信頼関係」です。
われわれは「信頼関係」というものを学ぶためにラグビーをしている、という考えです。
言葉にしてみると陳腐なものとなってしまいますが、
すばらしい概念だと思います。
この考えに基づくと、われわれは「信頼関係」というものを学ぶことを目的とし、
それを達成するための手段として
国公立大会優勝
関東リーグ戦3部昇格
定期戦全勝
を目標としている、と考えることができます。
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中田君が示してくれた、この、「信頼関係」というものを学ぶのに
東工大ラグビー部は優れた環境だと考えます。
東工大ラグビー部は他の大学と異なり、ほとんどのOBが東工大の大学院に進学するため、部活を引退した大学院1・2年生のOBを試合に出すことができます。
これは、大学ラグビーのルール上、なんら問題のないことです。
ところが、この事実が部活を指揮する立場にある4年生の部員達に大きなジレンマを引き起こします。
つまり、練習に常に参加する現役の部員を試合に出したい、しかしOBを試合に出したほうが戦力は上がる、ということです。
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でも、逆に考えると
4年生は現役の部員を試合に出すことで、信頼することを学び、
下級生、とくに初心者として入部した部員は、試合に出ることで信頼させることを学ぶことができる、って考えられます。
レギュラー争いよりもう一つ上のレイヤーとして
こういった試練(?)が存在するのです。
これってすばらしいことだなって思います。
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このような恵まれた環境にいるので、
この「信頼関係」という目的をもって部活に取り組んでいけば
他ではできないような経験が東工大ラグビーでできるのではないかなって思っています。
偉そうにいろいろ書いてきましたが、
そんな感じです。
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最後となりましたが、
OBにあたる自分に、今年一年現役部員として一緒に部活をしようと誘ってくれた4年生。
同年度入部ということで一番過ごす時間が多かった3年生。
個性が強く、常に刺激を与えてくれる2年生
部活全体に勢いを与えてくれている1年生
みなさんと部活動ができていることを誇りに感じています。
残り1か月、全員で部活を盛り上げていきましょう。
次はおそらくラグビー部の中で最も多くの時間を一緒に過ごしたであろう、
高橋君、よろしくお願いします。