2020年度 リレー日記
リーダシップとフォロワーシップ
投稿日時:2020/05/24(日) 00:03
こんにちは
4年マネージャーの棚澤です。
最近朝起きることが辛くなってきました。
練習があった頃は朝練のために4時に起きることも対して苦ではなかったのですが、練習ができなくなってしまってからは8時に起きるのも苦痛です。やはり睡眠にも慣れがあるのでしょうか。
就寝時間は同じなのに不思議です。
さて、今日はある本から印象に残った部分を紹介したいと思います。ラグビー界に多大な貢献をしてくださった平尾誠二さんが生前に数々の記事に残した名言を集めた「平尾誠二 人を奮い立たせるリーダーの力」という本です。
最も印象に残ったのは「第二章 強いリーダーをつくる」の中の
『異質な人間を取り入れられる許容力をもて!』
という言葉です。
『誰だって、自分の考えが否定されたり、反対されたりしたら気分は良くない。だからといって、自分と同じ考えを持つ人間、同調する人間ばかりを集めることは、組織にとってもリーダーにとっても良くない。…個人的なレベルではなく、組織にとって最大の利益を生むかどうかという視点に立って損得を判断することが大切なのだ。』
東工大ラグビー部では幸いなことに、様々な個性が揃っていて、考えていない人が多いというより色々な考えを持つ人は集まっていると思います。各リーダーも他の意見を排除するというよりチームのために出た意見は試してみてどんどん取り込んでいこうと考えている人が多いと思います。
マネージャー長の立場としてはどちらかというと異質な意見を受け入れる云々というより、下級生マネージャーの多様な意見をリーダーに伝えるハードルを下げられないか、ということに力を入れています。同期のマネージャーがいないため、ただでさえ私個人の意見に偏ってしまうことを危惧していて、他の考えを持つかもしれないマネージャーといえば下級生になってしまいます。
と書くとこれを読んだ下級生マネージャーに意見を求めるようなプレッシャーを与えてしまいそうなのですが、
このことを書いたのは最近下級生マネージャーから部活の活動について様々な意見を伝えてくれることが増え、率直に嬉しかったからです。
キックオフミーティングでリーダーシップとフォロワーシップの話題が出た時に「フォロワーはリーダーに対して意見を出すことが大事」という意見がありましたが、フォロワーが意見を出しやすいような環境を整えるのもリーダーの仕事だと思っています。
オンラインの環境では通常の練習で顔を合わせた時に話すより意見を伝える場や話し合う場のハードルが高くなってしまうように感じていますが、どうにか工夫して下級生が意見を出しやすいような場をつくっていきたいと思っています。