2019年度 リレー日記
秋ですね~
投稿日時:2019/10/19(土) 23:56
今年も読書の秋がやってまいりました。相変わらず小説にハマっている私ではありますが、今年はなかなか素晴らしい小説とよく巡り会える年だなと思います。
最近、同期に勧められ即読んでみた作品にはとても衝撃を受けました。
そこには孤独の果てに自分の存在を肯定できなくなった、死ぬ直前の人間の心理であろう描かれていました。
過去に家にひとりでいたときに、ふと鏡の前に立ち自分が見えているのは実は自分だけなんじゃないか、とふと思ったことを今でも覚えています。自分という存在を確信できない、若さゆえの不安なのでしょうか。
自分の存在を確かめる方法は自分以外の環境を見ることに他なりません。自分が確認できる自分以外の存在が自分を存在するものとして認めているという実感がなければ、自分がそこにいることを確信できないと昔から感じていました。
この小説で最も残酷で、ストーリーの中心だったのが自分がいないということだけが現実と異なる異世界に迷い込み、現実との違いを主人公自身が見つけていくという構成でした。この違いを見つけていくうちに主人公は自分が現実世界に邪魔な存在であると感じ始めていくのです。
先も述べたように、周りの環境からしか自分の存在を確信できない人間は、孤独の果てには自分の存在を否定してしまう。読み終えて数日経った今でも心に何かモヤモヤしたものが残っているような感覚が続いています。
最近、同期に勧められ即読んでみた作品にはとても衝撃を受けました。
そこには孤独の果てに自分の存在を肯定できなくなった、死ぬ直前の人間の心理であろう描かれていました。
過去に家にひとりでいたときに、ふと鏡の前に立ち自分が見えているのは実は自分だけなんじゃないか、とふと思ったことを今でも覚えています。自分という存在を確信できない、若さゆえの不安なのでしょうか。
自分の存在を確かめる方法は自分以外の環境を見ることに他なりません。自分が確認できる自分以外の存在が自分を存在するものとして認めているという実感がなければ、自分がそこにいることを確信できないと昔から感じていました。
この小説で最も残酷で、ストーリーの中心だったのが自分がいないということだけが現実と異なる異世界に迷い込み、現実との違いを主人公自身が見つけていくという構成でした。この違いを見つけていくうちに主人公は自分が現実世界に邪魔な存在であると感じ始めていくのです。
先も述べたように、周りの環境からしか自分の存在を確信できない人間は、孤独の果てには自分の存在を否定してしまう。読み終えて数日経った今でも心に何かモヤモヤしたものが残っているような感覚が続いています。