ログイン マイページ レイアウト

2018年度東京工業大学ラグビー部リレー日記

伝え方

投稿日時:2018/10/05(金) 12:00



こんにちは、2年マネージャーの棚澤です。リーグ戦も今週で第3節を迎えます。去年はただただ目の前の試合で失敗をしないようにしなければという気持ちで一杯一杯でしたが、2年目の今年は去年とはまた違う緊張感の中で試合に臨んでいます。


さて、最近よく考えるのは理想のマネージャーとはなにかということです。これはそれぞれ個人で意見が違うと思いますし、良し悪しを評価する尺度も定めるのが難しく、正解はないと思います。私個人としては理想のマネージャーとはチームを勝たせ続けられるマネージャーだと思っています。マネジメントの良し悪しが試合の勝敗に直接影響しているとは考えづらいですが、たった一度勝利するだけではなく勝ち続けるチームにはやはりマネジメントの成果もあるのではないでしょうか。

先日といってもかなり前ですが、帝京大学のラグビー部を栄養士として支え続けていた虎石さんの本を読みました。帝京大学の栄養を管理していらしたので、栄養管理には高度で複雑で特別な秘密があるのだろうと思っていたのですが、意外にも虎石さんが大切にされていたのは「伝え方」という点でした。もちろん栄養の知識はとても豊富ですが、それをただ伝えるだけではなく、一人一人とコミュニケーションを取り、情報を厳選して個人に合わせて必要なことだけ伝えるというのは、全体にただただ情報を流すよりも遥かに難しいと思います。
これは勝ち続けているチームが長年試行錯誤した結果大事にしていることであり、虎石さんの栄養管理は理想のマネジメントに近い形の一つなのだと思います。

監督から前に「人の行動を変えるにはまず相手の心を変えなければならない」という話がありましたが、これも相手への伝え方が大事なのだと思います。ただ伝えるだけではなく、相手が行動に移そうという気になるように伝え方を工夫していきたいです。

トラックバック一覧