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2017年度東工大ラグビー部ブログ

チームプレー

投稿日時:2017/06/20(火) 06:05

2年生マネージャーの八嶋です。

5月から6月にかけては練習・試合が多く日差しも強くなり、選手たちの疲労もたまってきている頃です。各個人にとって苦しい時期かもしれませんが、自分はできるだけ前向きな気持ちで支えていけたらと思います。

自分がラグビー部に入り丸1年が経ちましたが、自分は大学に入るまで吹奏楽を10年近く続けてきたので未だにふと吹奏楽をしたいと思うことがあります。そんなことを考えている時に、ラグビーと吹奏楽はチームプレーという点でとても共通点が多いことに気がつきました。両者共に色々なポジション、楽器があるわけですが例えば練習のことで言えば、最初は個人や少人数で基礎的な練習をしてから、次にFW・ BK(金管楽器・木管楽器)に分かれてユニット練習を行い、最後に全員でチームラン(合奏)をします。他にも、ラグビーで一人が欠けるとアタックディフェンスがうまくいかないように、ハーモニーについても一つの音が抜けたり音程がずれていると聞こえ方が大きく変わってしまいます。
では、吹奏楽でマネージャーのポジションは何に当たるのでしょうか。なかなか良い答えが見つからなかったのですが自分の中でたどり着いたのは、音楽ホールの設計者でした。良いホールというのは、観客の人数に合わせてホールの容積が決められ、それに合わせて残響時間や音の伝わり方が細かく計算されており、音楽のことをよく理解していないと設計はできません。演奏者は良いホールでは気持ち良く演奏でき、ハーモニーも120%綺麗に聞こえます。そう考えると、マネージャーの役割とは、ラグビーのことを良く理解し、選手の気持ちを考えることができ、普段の練習内容が試合で十分に発揮できるように環境を整えることなのだと思います。
マネージャーは設計者だと言ったものの、自分はまだまだそのレベルにはいなくて、こんなことも気付かなかったのか…ということばかりです。忙しい日々が続きますが、チームをよりよく変えていこうとする気持ちを忘れずに励んでいきたいです。